お役立ちコンテンツ:マーケティングの消費行動

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マーケティングの消費行動

消費者による消費行動

まず「安いもの」「高いもの」を買う時は何が違うのかを消費者(買う側)の立場になって考えてみましょう。

■安いもの(日用品、雑貨、消耗品など)を買う時
■高いもの(パソコン、ゴルフクラブ、車など) を買う時

こちらの2タイプのものを買う時にどういう基準で選び、どんな行動をしますか?安いものの場合、まず安いものを買う場合あまりじっくりとは考えず、衝動買いもあり得ると思います。
安いものだと気軽な気持ちで、「いいな」と思えば多少は価格を何店か比較するぐらいでスグに決断し買う傾向にあります。
高いものの場合はどうでしょう? 誰しも高いものを買う時に衝動買いするようなケースはほとんど考えられません。
例えばあなたがもし車を買うときはどうしますか?雑誌を買い特集記事や広告を見て性能・機能、デザイン、素材、価格など何度も読み直したりして研究するでしょう。人はそれが楽しいのでしょう。 そして何度かショールームへ足を運び実際に自分の目で見て、手で触って、色んな種類のものを比べてみると思います。 そして店員に色々聞いたりしますが、実際のところ雑誌などで調べてるので商品についてよく分かっているが、参考程度に聞くだけで、売り込みをされても聞き流すだけだし聞きたくないでしょう。
それに売り込みをすごく嫌う人も多いです。 その他には知人や詳しい人に聞いたりもしますが、そのブランドの知名度や自分のアイデンティティーと合っているかなどを考え、どれにするかの決断は必ず自分がするでしょう。 そして買った後でも知らず知らずに雑誌の広告やTVコマーシャル等を見るでしょう。「自分が買ったものは素晴らしい」「自分が買ったものはカッコ良い」「自分が買ったものはイケている」などと思い自分の中で自分に言い聞かせるように自己満足の世界に入り込んでいると思います。
たしか某自動車会社が調べた結果、ある車のTVコマーシャルを見ている人の割り合いはその商品を買った人が多いという結果が出ています。不思議なものですね。 「安いもの」と「高いもの」では買い方が違います。

つまり、売るものによって戦略(売り方)を変えなければならないことが言えます。 そこでロゴエキスパートでは、安いものと高いものの商品ロゴなども、消費者(買う側)の立場で考え、ご提案をしています。

生活とマッチングするものを購入するイメージ

顧客獲得への第一歩

消費者がモノを購入するとき、企業の個性や意思を瞬間的に&敏感に感じ取り、自らの生活とのマッチング・ポイントを見出すことで「購入する」「購入しない」を決定します。
自分と商品とのつながり=「共感」を実感した瞬間こそが、モノが買われる瞬間というわけです。 それには、単に多くの企業情報に触れさせるだけでは十分な効果を上げることは出来ません。

提供する情報や商品サービスから、その企業の一貫した個性や精神性を直感的に感じ取れるようにすることが、非常に重要になってきます。
顧客の記憶の中には、既に沢山の企業情報が蓄積されています。 様々な情報があることは1つの合理的な判断の助けになります。しかし、それだけでなく、企業との関わりや商品体験を一貫して感じ取らせることが、企業の個性や精神性を明確にしていくことを可能にし、それが最終的には顧客から選ばれる=購入されることにつながっていくのです。

つまり、企業を1つの人格を持ったパーソナルな存在として捉えされることが出来るか、そしてそのときに「共感を」持ってもらえる“仲間”として受け入れてもらうことが出来るかということが、顧客から選ばれるための重要な要素になります。
企業の姿勢やモラルといった観点からだけでなく、顧客の合理的なモノ選び=消費行動においても、こうした企業の個性や精神性をはっきりとさせていくことが重要になってくるのです。 このことが、これからの企業活動や商品・サービスの提供には、精神性や感性を取り込み、「共感」を呼び起こしていくことが求められるゆえんです。

儲かっている会社は、この「共感」作りに非常に長けています。「共感」をキャッチするアンテナを常に敏感にしていることにより、新たな顧客が生まれるのです。