お役立ちコンテンツ:企業イメージを極めるロゴデザイン戦略

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企業のイメージを極める:自社の「見られ方」をコントロールする

企業のコンセプトで会社のイメージアップ

突然ですが、あなたは「自分自身がどんな人間か?」という問いに対して、ひと言で答えられますか?

例えば、「趣味はバイクでのツーリングです」「几帳面な性格です」と答えたとしても、それがあなたの全人格を表しているわけではありません。人間の魅力や複雑な内面をすべて説明することは非常に難しく、ひと言で的確にまとめることは至難の業です。

しかし興味深いことに、この問いは「自分で答えるのが難しい」わりに、他人は勝手に「あの人はこういう人だよね」という明確なイメージ(答え)を持っているものです。
実はこれ、企業や商品に対して、市場(顧客や社会)が勝手に抱くイメージと全く同じ構造なのです。

1. 「ブランド・アイデンティティ」と「ブランド・イメージ」のズレ

「あなたの会社は、どのような会社ですか?」と尋ねられたら、社内外の誰もが納得できる明快な回答(企業理念やビジョン)を用意しておくことが、経営者の最も大切な役割のひとつです。しかし、これも個人の自己紹介と同様に、簡単に一言で答えられるようなものではありません。

例えば、あなたが建築関係のメーカーの経営者だとして、「うちは建築関係のメーカーです」とだけ答えたとしましょう。これでは、「どんな家を作っているのか」「どんな信念で家づくりに向き合っているのか」という本質的な価値が伝わらず、相手にとっては全くピンとこない状態になります。

企業が自ら「うちはこういう会社です」と発信する理想の姿を『ブランド・アイデンティティ』と呼びます。一方で、消費者が勝手に受け取っている印象を『ブランド・イメージ』と呼びます。
企業のイメージを極める(ブランド価値を高める)ためには、この「企業側が伝えたい姿」と「顧客側が受け取っている姿」のズレをなくし、完全に一致させる緻密な戦略が必要不可欠なのです。

2. ロゴ制作は「自社発見」のプロセスである

この「伝えたい姿」と「見られている姿」のギャップを埋めるために、ロゴマークが絶大な効力を発揮します。

ロゴマークを作るという行為は、単に社名をかっこいいマークにする作業ではありません。
「我が社の強みは何か?」「10年後、どういう企業になっていたいか?」「顧客にどのような価値を提供するのか?」といった、目に見えない企業の魂を言語化し、さらにそれを誰もが一瞬で理解できる「視覚的なシンボル」へと変換する作業です。

つまり、優れたロゴデザインを作る過程そのものが、企業の存在意義を再確認する「自社発見のプロセス」となります。自社のオリジナリティや商品開発力をアピールするため、将来の方向性、事業戦略、市場戦略のすべてにおいて、企業コンセプトをベースにしたロゴマークデザインでマネジメントを行い、企業のイメージを極めることが大切なのです。


企業の方向性についての会議イメージ

ロゴマークを企業戦略と一体化!

では、「ロゴマークを企業戦略と一体化する」とは、具体的にどのような現象を指すのでしょうか? それは大きく分けて、「社内向け(インナーブランディング)」「社外向け(アウターブランディング)」の2つの方向で絶大な力を発揮します。

3. 社内へ浸透する力(インナーブランディング効果)

企業にはそれぞれ、創業者の熱い想いや、実現したい理想の社会があります。そして、その分野では他の追随を許さない商品やサービスがあり、それを必要とする対象顧客が存在します。

しかし、こうした企業の方向性(ベクトル)は、経営者の頭の中にあるだけでは意味がありません。その会社で働くすべての「従業員」に正しく伝えられ、信頼され、深く共感されたときに初めて、強力な企業戦略として推進力を持ちます。

経営計画の発表会、名刺の受け渡し、社章、新人社員の研修、毎日の業務で使う社内システムなど、さまざまな形で社内に発信される機会があるロゴマーク。このロゴに「自社の誇り」と「戦略」がしっかりと込められていれば、それは単なるマークを超えて「社員の心を一つにする旗印」となります。

ロゴマークを企業戦略と一体化させるということは、社内に理念と愛着(ロイヤリティ)を浸透させ、社員の士気(モチベーション)を飛躍的に高める効果があり、結果として組織の成長という経営戦略に直結していくのです。

4. 社外へ伝達する力:論理(左脳)より感情(右脳)へ

一方、社外(顧客や市場)に対してはどうでしょうか?
正確な会社理念や商品コンセプト、顧客に対しての情報発信は、緻密な文字で書かれた「経営計画書」や「IR報告書(投資家向け広報)」のような論理的な情報(左脳情報)だけで伝わるのでしょうか?

答えは「NO」です。
一般の消費者が企業に対して抱くイメージの大半は、視覚から得られる直感的な情報(右脳情報)が中心となります。そして、この右脳情報は「スペックが良いか悪いか(論理)」といった比較よりも、「なんか好きか、嫌いか(感情)」といった直感的な感覚で処理されます。

5. 意図なきデザインが引き起こす「誤解釈」の罠

感情で処理されるからこそ、デザイン戦略を怠ることは非常に危険です。明確な戦略を持たずになんとなく作ったロゴマークや商品は、受け手側(消費者)の勝手な解釈によって、企業が意図しない全く違うものとして受け取られてしまいます。

例えば、新商品のパッケージに戦略的な意図もなく「ただ目立つから」という理由で赤色を使ったとします。すると、ある顧客には「華やかな商品だ」とポジティブに解釈されるかもしれませんが、別の顧客には「毒々しい」「妖しげで安っぽい」とネガティブに解釈されてしまう危険性があります。
また、無意味に流行りに乗って使った可愛いキャラクターが、企業の真面目で誠実なコンセプトを台無しにしてしまい、「専門性が低そう(不明確)」と解釈されることも往々にして起こり得ます。

6. 視覚情報(デザイン)が購買行動を支配する

情報科学分野の様々な調査結果において、「人間が受け取る情報伝達の大半(約8割以上)は視覚を介して行われる」ということが証明されています。

そうであるならば、商品そのもののプロダクトデザインはもとより、パッケージ、Webサイト、名刺、カタログ、そしてそれらすべてを統括する「ロゴマーク」など、企業が発信するすべての視覚デザイン(VI:ビジュアル・アイデンティティ)は、文字だらけのIR情報などよりも遥かに強く、消費者の購買行動に直結した影響をもたらします。

7. VI戦略で付加価値を生み出す「ロゴエキスパート」

現代のビジネスにおいて勝者となるのは、優れた商品を作るだけでなく、その商品の「見られ方」を完璧にコントロールできる企業です。

ロゴマークを核として、名刺からWebサイト、看板に至るまで、複数のメディアを相互補完的に作用させながら、的確な会社の理念や商品のコンセプトを一貫した世界観で伝えていくこと。これこそが、今日の企業が市場に独自の「付加価値」を生み出し、長期的に発展していくための絶対条件だと私たちは考えています。

ロゴエキスパートでは、ただ見栄えの良いマークを作るのではなく、経営者様への綿密なヒアリングを通じた「企業理念の抽出」から始まり、インナーブランディングとアウターブランディングの両方に効く「戦略的ロゴデザイン」をご提供しています。
自社のイメージを極め、企業戦略とデザインを一体化させたいとお考えの経営者様は、ぜひ一度ロゴエキスパートの専門デザイナーにご相談ください。