お役立ちコンテンツ:色の仕組みについて

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色の仕組みについて

有彩色のカラーイメージ

皆さんは、人間の目で見分けられる色の数を知っていますか? それは、750万色以上あると言われています。
もちろん個人差はありますが、いずれにしても膨大な数の色を覚えることや 色名を付けることは不可能です。

これだけ多くの色を理解するには、 性質が似たもの同士を集めて出来るだけ整理&分類したり、色を把握しやすい ようにする必要があります。

■無彩色と有彩色 色はまず、白やグレイ、黒のように色味を持たない色と、 赤や黄、緑、青などの色味を持った色とに大きく分けることができます。
色味を持たない色を「無彩色」、 色味を持っている色を「有彩色」と呼びます。

■色相 「色相」とは、赤、黄、青などそれぞれの色が持っている固有の色味のことです。
有彩色は、その色がどんな色味を持っているかによって色分けできます。 色相は虹色の順番に並べた「色相環」という色の環に等間隔に配置されて、 一目で色味が分かるようにしてあります。
色相環は各色相の「純色」によって 表されており、色相環の反対側に位置する2色の色相を「補色」と呼びます。

全ての色は3色から出来ている!

緑みの青(シアン)・赤紫(マゼンタ)・黄(イエロー)。 これら3色の混色(こんしょく)で、ほとんどの色合いを作ることができます。ちなみに、混色とは、2種類以上の色が混ざることです。
例えば、赤紫と黄の混色で赤が、黄と緑みの青の混色で緑が、緑みの青と赤紫で青という具合です。さらに混色を2回、3回と繰り返していくと色相環に並んでいる色ができることになります。

したがって、これら三つの原色を「色料の三原色」といい、三原色すべて混ぜ合わせると無彩色(むさいしょく・むさいしき)になります。
無彩色とは、白と黒の混色で得られる色(白と黒自体も含む)の総称。
白・黒・様々な濃度の灰色が含まれます。無彩色という名前は、彩度(さいど)が0であることを表しています。 無彩色以外の色は彩度がプラスの有彩色(ゆうさいしょく)で、純色(じゅんしょく)はその中でも最も彩度が高く、無彩色の対極と言えます。
有彩色とは、色の三属性である色相・明度・彩度を併せ持つ色、すなわち黒・灰・白色以外の色です。 純色とは、一つの色相の中で、彩度の一番高い鮮やかな色です。

■性質が正反対な色同士の混色 色相関で180度対向位置にある色、例えば黄色と青紫のような色同士のことを「補色」といいます。これらの色を混色しても無彩色ができます。