お役立ちコンテンツ:デザインで「自分スタイル」

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デザインで「自分スタイル」

ビジネスで重要な自分スタイルのデザイン

セレクトショップという業態は、販売されている商品自体は文字通り世界中のさまざまな商品の集積ですが、オーナ-やバイヤーのセンスで選ぶ商品のスタイル観は統一されています。 単に商品を販売しているのではなく、商品と店舗との空間にある雰囲気でショップのスタイル観を表しているのであり、それこそが売っているものの本質であり自分スタイルそのものあります。
私たちは商品や企業の間の空気感、雰囲気、目で確認したり手で触れることのできないものをスタイルと呼んでいます。 ロゴに於いても同じであります。

デザインを戦略化するためにはこのスタイル観が企業にも求められる時代になってきていると考えています。
単品発想の商品展開ではなく、スタイル観から単品に落とし込んでいくという方向性のアプローチならば、その雰囲気、スタイルに共感するユーザーの期待を著しく裏切るものは出てきにくくなります。商品と店舗(企業)のあいだにある空気感、顧客の価値期待はセレクトショップでなくても今日のビジネスで重要な慨念のひとつだと思います。

デザインはコミニュケーションのイメージ

言葉以外の伝達手段

デザインの大きな目的はコミュニケーションです。
「情報を発信する側」と「受け取る側」で、互いに情報を共有し合うことです。こうした情報の伝達には、文字や言葉が欠かせません。 例えば、イベントの内容や場所、日時などは文字で伝達しなければなりません。
しかし、人は一枚のチラシからでも多くの情報を読み取ることを前項で書きました。読者は、チラシに使われている写真やイラスト、文字や背景に使われている色、あるいは文字に使われている書体からも情報を読み取ろうとします。
つまり、文字や言葉以外の要素から受ける印象というのは、予想以上に大きいものです。例えば、誰かとお喋りをしている時、皆さんは、相手の話す言葉に耳を傾けながら、相手の目や手の動きにも注意を払っているはずです。
相手が身に付けている洋服に視線が向いている場合もあります。 つまり、言葉以外のさまざまな要素をトータルに受け止めて、相手とのコミニュケーションを図っていると言えるわけです。

このように、言葉以外の要素がコミニュケーションの重要な手段であることを取り上げて研究する学問の分野が「非言語コミュニーケーション」と呼ばれているるものです。 例えば、体で表現する動作は、民族によって異なる意味を持っています。
また、色がどのような感情を沸き起こさせるのかを謂べていくと、民族的な違いに加えて、男女間や年齢による違いも現れてきます。 こうした分野の研究は、民族や国籍を超えて情報を伝達する「ユニバーサルデザイン」の発想や考え方の基礎にもなっています。 つまりロゴマークには「コミュニケーション」と言った、大きな目的があるものと私は思います。