ロゴのデータは何にでも使えるの?
ロゴマークまたはロゴタイプをご購入頂いたお客様へ、当店よりCD-Rで納品させていただくロゴのデータ。しかしデータを受け取ったものの、最初はどのデータをどのように使えば良いかの「使い道」が難しいと思います。そこで、ここではデータを初めてご使用される方のために、それぞれのデータの使い道を簡単にご説明させていただきたいと思います。
通常当店がお送りしている以下5つのデータは以下の通りです。
■AI(エーアイ)形式
■EPS(イーピーエス)形式
■PSD(ピーエスディー)形式
■PNG(ピング)形式
■JPG(ジェイペグ)形式
各データの使い道・ご説明は以下の通りです。
■AI(エーアイ)形式…拡張子「.ai」
・主なご使用方法:印刷業者への入稿
Adobe(アドビ)社のIllustrator(イラストレーター)で保存する際の標準ファイル形式です。イラストレーターはロゴマークをはじめ、名刺、チラシ、パンフレット、ポスターなど様々なものをデザインする際に制作会社でよく使用されているソフトです。印刷業者などの多くは、通常このAI形式でデータ入稿を受け付けています。拡大・縮小しても画像が劣化しないので、名刺のような小さいものから看板等の大きいものまで様々な大きさで使用できます。AI形式で保存されたデータは、Adobe(アドビ)社のIllustrator(イラストレーター)がインストールされていないと見ることはできません。インストールされていれば編集・加工が可能です。
■EPS(イーピーエス)形式…拡張子「.eps」
・主なご使用方法:印刷業者への入稿
画像データやテキストデータを、異なったソフト間で同じように描画するためのファイル形式です。高解像度のデータと低解像度のデータを持っています。低解像度のデータはモニタ上でスピーディな作業をすることができ、高解像度用のデータを用いれば高解像度対応のプリンタでオリジナルと同じ出力をすることができるので、DTPの分野においてよく利用されています。
■PSD(ピーエスディー)形式…拡張子「.psd」
・主なご使用方法:印刷業者への入稿
Adobe(アドビ)社のPhotoshop(フォトショップ)で使用されるビットマップ画像形式です。写真の編集に使われるソフトとしてご存知の方も多いと思いますが、CGイラストやパチンコ店の広告等の作成にも幅広く使用されています。PSD形式で保存されたデータは、Adobe(アドビ)社のPhotoshop(フォトショップ)がインストールされていないと見ることはできません。インストールされていれば編集・加工が可能です。
■PNG(ピング)形式…拡張子「.png」
・主なご使用方法:印刷業者への入稿、WEBサイト制作
ホームページ制作に使用される画像ファイル形式です。JPEGと同じようにフルカラーが使用できますが、ファイルサイズがJPGより大きくなります。画像を透過させることもできるので、PNG画像の下に背景画像を敷くこともでき便利です。色数の少ない画像では、JPG形式に比べてファイルサイズを軽くできクリアに表現できます。 WEBページやゲームのイラスト制作に利用されるファイル形式です。256色以上のフルカラーの画像が扱えます。色数の少ない、色面のはっきりした画像では、JPEGに比べてファイルサイズを軽くできる上、クリアに表現できます。また、1ピクセル毎の透明度の設定ができる特徴がありますので、様々な背景にイラストを重ねたりする際によく使用されます。
■JPG(ジェイペグ)形式…拡張子「.jpg」または「.jpeg」
・主なご使用方法:印刷業者への入稿、WEBサイト制作、MicrosoftのWordやExcelなどへのご使用
デジタルカメラで一般的に使用されている画像圧縮形式です。また、JPGはWEBサイト制作時にも素材としてよく使用されています。大変広く普及していることから印刷においてもよく使用されています。ただし、印刷にJPG形式のデータをご使用の際は、解像度が低いとマス目のようなブロックが表れてしまいますので、解像度が足りているかを十分注意しましょう。
WEB用なら72dpi、商業印刷用においては350dpiが必要です。Dpiとは、画像データ内の1インチ当たりにいくつの点(ドット)を置くのかを数値で表したもので、このdpiの数値が高くなるほど、滑らかな画像となります。